面積を表示(3) スペース
今回は面積を表示する方法として、スペースを紹介します。スペースもデータタグと同じくArchitectの機能になるので、Fundamentalsでは使用できません。Revitの部屋と違って、必ず必要なわけではありませんし、建築はともかくインテリアでは使わなくて良いかと思います。
スペースのメリット・デメリット
<スペースのメリット>
- Vectorworksで用意されているオブジェクト
- 情報を表示できるため、簡単にタグが作成できる。
- ワークシートでの集計やレコード処理が簡単
<デメリット>
- Architect モジュールが必要(Fundamentals という製品では使えません + 10万円くらいです)
- スペースに変換後、編集がしづらい(四角形で編集できない)
- データフィールドが多いので、扱いづらい。編集しづらい
- 重い、動作がもっさりする。
スペースの作り方
スペースはデータタグと違って図形とタグが連動しています。
スペースに変換する図形を選択 > 建築メニュー > 空間計画 > 図形からスペースを作成
作成が完了すると、選択図形がオブジェクト情報パレットで「スペース」になり、図形にラベルが作成されます。
ラベルの内容を変更する
ラベルとオブジェクト情報パレットの内容はリンクしています。ラベルはシンボル図形とレコードが紐づいているイメージです。スペース名に書籍と入力すると、ラベルにも書籍と表示されます。
多角形の編集が使いづらい
形状の変更と合わせてラベルの面積は変わりますが、角形でもスペースに変換すると「多角形」扱いになり、編集がしづらいです。
スペースのラベル表示内容を変更
スペースを選択>オブジェクト情報パレット>詳細設定ボタン>スペースのラベル設定1 からラベルを変更します。スペースの内容に合わせて、表示内容を切り替えることができます。
オブジェクト情報パレットの表示内容を絞る
スペースは形状や、オブジェクト情報パレットから情報入力すれば、連動してラベルが変更になります。一方でオブジェクト情報パレットの情報量が多く、とても管理が難しく面倒です。
オブジェクト情報パレットの表示を変えるのも、オブジェクト情報パレットの詳細設定からです。詳細設定タブ>オブジェクト情報パレット上でのスペースプロパティ>チェックのオンオフ
スッキリします。
パレットがスッキリしました。
まとめ
スペースは様々な情報をオブジェクト情報パレットで記載したり、ラベル調整したり便利なんですが、とにかく重い、そして編集しづらいです。この辺り気にならない方は使ってみてください。