Vectorworks 複製(1) ズレを伴う複製
コピペというと、ctrl + C / ctrl + V というコピー&ペーストを指します。コピペとは別に ctrl + D で複製(Duplicate)があります。今回からは複製のご紹介です。
環境設定で確認
ツール>オプション>環境設定>描画タブ>ズレを伴う複製 を確認します。
チェックが入っていない場合は、図形を選択>ctrl + D で同じ位置に図形が複製されます。
ズレを伴う複製 ズレのルール
チェックが入っている場合は、図形を選択>ctrl + D でズレて複製されます。
このズレ方に法則性があり、前回の複製の方向や距離を引き継ぎます。縦のルーバーの平面図を作りたい場合を例にとり説明します。
図形を選択 > alt + マウスドラッグで複製しながら移動ですが、その際にtabキーで距離を入力します。例えば@100の場合は、tab を押してLに100と入力しましょう。
これで複製の方向と距離が記録されます。続けて ctrl + Dを押すと、同じピッチで複製されます。斜めの場合や3Dでも有効です。
配列複製を使えば一発ですが、配列複製の場合、計算が面倒な時もあります。他にも複製のツールもありますが、ダイアログを出さずにマウス操作でできるのは便利かなと思います。
次回は<ズレを伴う複製>と<同位置に複製>どちらもショートカットで使えるようにしてみます。