Vectorworks ツールの作成モード
今回はVectorworksのツールを使うときのモードを紹介します。結論は2点です。
1.図形作成時にはモードに気をつける / 2. モードの切り替えは(U)で行う
モード切り替えの場所
モード切り替えは画面の左上になります。ツールごとにモードの違いがあります。例えば四角形ではデフォルトが対角線ですが、他にも中心基準 / 斜めの辺に合わせてなどあります。
「こんな風に書けないのかな?」ということは大体何かのモードで可能と思います。四角形も斜めに書くことを知らなければ、四角形を書いた後に、回転を行うなど二度手間になります。
セレクションツール(選択)のモード
あまり知られてませんが、矢印のセレクションツールにもモードがあります。
2つ以上図形を選択すると、マウスで拡大縮小できない と思ってる人もいるかと思います。これはセレクションツールのモードが中央になっているからです。拡大縮小したい時に、図形を選択→グループ化→図形を拡大縮小→グループ解除 としているでしょう。
モードを一番右に切り替えると、複数選択時にもマウス操作で拡大縮小できます。慣れなければ思ったように拡大縮小できない時もあるので気をつけてください。
一番左の禁止マークは、1つの図形選択でも拡大縮小できなくします。移動だけで調整するときなどに切り替えておくと、うっかり拡大縮小する事がなくなります。
ショートカットでモードを切り替え
モードの切り替えを毎回マウス操作で行うことは、逆に非効率になるので、ショートカットでモードを切り替えましょう。
メインのところはショートカット(U)です。U / I / O とキーボード上で並んでいるので、英数の状態で切り替えてモードの何処が変わっているのかを確認してください。
作業画面の編集(ショートカット)については、こちらをご確認ください。
アラートの再表示について(補足)
セレクションツールで一番左の移動禁止にした場合「禁止にするけどいいですか?今後このダイアログを表示しない場合は、チェックを入れてください。」 のようなダイアログが出てきます。
この時チェックを入れると、次からダイアログが出てきません。所々でてくるダイアログですが時にはもう一回表示してほしい時があります。その際にはツール>オプション>環境設定>その他タブ>設定ファイルをリセット から行います。
モードの切り替えについては、Vectorworks2021からのスマートオプションディスプレイでも変更できるようです。