ガラスのシートやフィルム Vectorworks 3D
前回はガラスのテクスチャの話でした。ガラスのシートやフィルムは色々な名前がありますが、グラデーション関連のものの表現を説明します。
モデルの作り方
ガラスに貼るシートのモデル作成では、シートとガラスは別々に作成します。あと、シートとガラスは同面でなく、1mmほど離します。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.17.53-500x238.jpg)
同面にするとソフトがどちらを前に出すかで迷い、モヤがでます。必ず離しましょう。
透明属性のイメージマスク
シートの表現は透明属性のイメージマスクを使用します。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.18.13-500x239.jpg)
イメージマスクでは、色で透過させるところを識別します。バンプと同じですが白と黒で識別するのがわかりやすいです。
白黒画像をVectorworksで作る
テクスチャで使う白黒画像は、手っ取り早くVectorworksで作ります。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.18.21-500x211.jpg)
ドットのガラスフィルム
ドットのガラスフィルムの画像を白黒で作って、テクスチャに割り当てます。
透明属性>イメージマスク>カラーマスクの設定
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.18.33-500x264.jpg)
カラーマスクの設定から、どの色を透過するか決定します。透過指定色から、透過する色を設定します。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.18.50-500x405.jpg)
グラデーションの注意点
ドットは白か黒かで透過を設定できます。純粋なグラデーションの場合は白と黒と段階を追ってのグレーがあります。ここでの注意点です。コントラストの設定を高くすると、白か黒になり輪郭がくっきりします。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.19.23-500x447.jpg)
グラデーションシートのように、徐々に透過率を下げる場合はコントラストを低くします。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-18-23.19.37-500x345.jpg)
レンダリング
これまでのプロセスを経てできたパースです。
![](https://miyukkyo.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-14-18.51.29-500x301.jpg)